soomyaの成り上がり物語

そのうち大手歌い手兼トップユーチューバー兼プロゲーマーになります。

シェイクスピア物語[上]を読んだ感想。

挨拶

こんにちは。soomyaです。
今回はいつものブログとは一風変わった形式になるかと思います。
今までのブログは自分について語っていたのに対し、今回は本について語ることになるからです。
ということで、シェイクスピア物語[上]ラム厨川圭子を読み終わっての感想をつらつら書いていこうかなと思います。
言い訳から入るんですけど、自分が読んで得た感想や感情を伝えることはかなり難しいことだと思いますし、話のあらすじをどこまで書くかの見極めも面倒なところだと思っています。(小学生の時の読書感想文苦手だったなぁ。)
なので末筆ですがご容赦下さい。
今出来る努力はそこそこしています。(さぼってるところもありますけどね。あらすじ書くのさぼったりとか。)
普段はメモを取っていてそれを参考にブログを書くのですが、小説を読む時にメモをとりながらってのも無粋だと思ったので自分の記憶だけを頼りにこのブログは書きました。(台詞のところは見ながら。)


まず、思ったこと

児童向けの小説なのに大人の僕が読んでも結構大変でした。(本一冊読むのってそこそこ疲れますよね。)
登場人物はかなり多いからです。
1つの話で10人以上登場人物が出てくることなんかもありました。
しかも、全員カタカナの名前ので覚えづらです。
読み進めていって「あれ、こいつ誰だっけ?」ってなって前のほうのページに戻るってことが何度かありました。
僕が読んだ本は日本語訳されたものなので、ところどころ日本語が難しいなと感じることがありました。
のべつ」とか聞いたことあります?調べてみたら絶え間なくって意味らしいです。
あと、「おぼしめす」これは完全に古語ですね。
今年受験した僕(結局、全部落ちちゃいました。)は、これが思うの尊敬語の古語であるということを知っていたので鼻が高かったです。
ですが、この本、児童向け図書のコーナーに置いてあるんです。
小学生にとってこれを読むのは難儀なんじゃないかなって思ったのと自分が小学生のときはこれぐらいの本は楽に読めたのに大人になってから、読むのに四苦八苦するなっていう感想を抱きました。

大体こんな話

1話ずつ、「あらし」は無人島に2人の親子が住んでいて、実はその父親はある国の領主だったんですが、弟に裏切られて島流しにあってしまいました。その父親は実は魔法が使えて、、、なーーんてやってたら朝までかかるわあああーー!!
って思ったのでシェイクスピアの書く作品の大体の流れを書こうかなと思います。
話の流れは4パターン

1勘違いが生まれてその誤解を解いているうちにハッピーエンドに向かう話。

2頭のいいやつが悪い事してるやつの矛盾や失言をついて正義が勝つ話。

3ただただ悲しいお話。

4魔法でなんとかしちゃう話。

1このパターンは恋愛物が多いです。
男女は本当に愛し合っているのだけれど、そこに邪魔者が入ってきて、男女の愛情を疑わせるようなをつきます。
そして、その邪魔者が何者かによって捕まり、己の罪を白状させられる。
そして、二人はお互いの認識に誤解があったことに気づき、仲直りするわけです。
(僕ものべつに愛の言葉を囁けるような相手が欲しいものです。)

2これはまさに「ベニスの商人」のことです。
悪い商人(商売敵が悪いやつって見方もある。)が商売敵に期日までに約束を守らなければ命をとる。みたいな契約を結びます。
商売敵は不慮の事故により約束を守れなくなります。
そこで、裁判が行われたのですが裁判官の見事な手腕のおかげで商売敵は命を落とさずに済みました。
この話は個人的に結構好きでした。
このままだと死んじゃうやん。どうやってこの局面を切り抜けるんだぁぁぁ!」って熱くなりました。
まじ切り抜け方すげえと思いました。
走れメロス」と似たような展開になるので「なーんだ太宰治もたいした事ないんだな。シェイクスピアのパクリやん。」とも思いました。
走れメロス」は大好きです。

3リア王」「マクベス」なんかがこれですね。
話の展開は全然違うのですが、ざっくり言うとこんな感じ。
リア王は甘い言葉に騙されて本当に信じるべきであった人を信じることが出来ず、痛い目にあいます。
痛い目にあったリア王は悲しみのあまり気が狂ってしまいます。(ここは読んでて僕も辛かったです。)
最後は正義も悪も全員死んでしまって「正義も必ずハッピーエンドを迎えるわけじゃないいんだぞっ。」ていうシェイクスピアの意思を感じました。

マクベスはただの馬鹿です。
3人の魔女に騙されて散々悪事を働きます。
良心の呵責からか、幻影を見たりして精神的にもかなり参ってます
しかし、一度魔女の言うことを聞いてしまったのでその後も魔女の予言のいいなりになるしかなくて、悲しい最後を迎えます。

4魔法でなんとかします。「夏の夜の夢」のことです。
文中に出てきた歌とかは昔の空気を感じて心地よかったというか、少年の気持ちになったというかそんな気持ちになりました。
こういう歌はやっぱり英語をしっかり覚えて原文を読みたいなと思わされましたね。
舌が二つのマダラヘビ、とげとげだらけのハリネズミ、姿を見せちゃいけないよ。
イモリよ、トカゲよ、わるさはいけない、われらの王妃に近づくな。
みたいやつです。
僕の心の中のなにかをくすぐります。

かわいそうなやつ

「あらし」に登場したキャリバンはかわいそうなやつでした。
キャリバンの母親が悪い魔女ってだけで、妖精たちからはいじめられ、男の魔法使いの召使いとしてこき使われます。
しかも、魔法使いのいいつけで薪を運んでる時とかに妖精たちハリネズミに化けてキャリバンに踏ませようとするんですよ。
(おまえら人間じゃねぇ!あ、妖精は人間じゃなかった。)
この憐れな怪物キャリバンは一言の台詞もなくこの話は終わります。
台詞があると感情移入してしまうからなんですかね。
なんにせよかわいそうなやつでしたキャリバン。
(今度RPGやる時キャリバンって名前にしてあげるね。)


僕がシェイクスピアから学んだこと

かっこいいやつはかっけえ。

まじでかっこいいやつはかっこいいんです。バレンタインとか。
気高く、勇気がある。そんな男に僕もなりたいです。

悪い事をしたやつは報いを受ける。

大体悪事はばれます。ばれなくても良心の呵責で病気になって死にます。

いざという時、女性に愛の言葉を囁けるように台詞を覚えておくこと。

登場人物達がすらすらすらーってかっこいいこというんですよ。
「シューリオー、手を出すな。二度と、『シルビアはおれのものだ』などとぬかしてみろ、殺してやるぞ。さあ、ここにシルビアがいる、ちょっとでもシルビアにふれてみろ。おれの恋人に息をふきかけるだけでも承知しないぞ。」
これはバレンタインの台詞ですが、臆病者のシューリオーはこれでしりごみしてしまうわけですねぇ。
バレンタインかっけぇ

厄介なやつが仲間になると心強い!

これはわりと現代でも言えることなんじゃないですかね。
厄介だったやつがキーマンになって物語をハッピーエンドに繋げたりします。

恩を忘れるな。

これも話の中でよくありました。
父親が大抵これで怒ってます。
誰がお前を育ててやったと思ってるんだ!
これ言われるとぐうの音も出なくなるのでずるい言葉ですよね。

終わりに

全部書こうと思ったらきりがないのでこのあたりで締めさせていただこうかなと思います。(つかりたw)
シェイクスピアの話ですごいなと思ったのが、短い話なのにお気に入りのキャラクターが出来るということです。
一癖も二癖もあるやつのほうが好きになるというものです。
僕もそんな人になれたらいいなって思います。
シェイクスピア物語[下]に続きます
ではまた明日。